寝る時はちゃんと態勢を整えてから寝るべきだと。
テレビや照明を点けっ放しで、ソファーなんかに寝ちゃうとか言語道断。
『よし、寝るぞ』という状態にして寝ない人間はイヤだと。
ずっと、そういうことを言い続けてきた人生なのに、どういうわけだか、そんなお嫁さんをいただいたボクちゃん。
明け方の5時頃、ションベンに起きるとアイータがいない。
隣の部屋を覗くと、ほら。
両親が揃っているのがとにかく好きな小梅、『おかあさん、いつまでおふろにはいってるんだよー!』と、父ちゃんに怒る。
『おかあさんは隣の部屋で寝てるわ』としか言いようがない。
アイータにどういうことなのかを問えば、小梅が潜り込んでこない悠々さを満喫したとからしいが、おかげで俺は小梅に枕を取られ、だけど、負けるもんかと踏ん張ったためにエビ反りで朝を迎え、あちこち痛い。