会社に仕事をしに行ってる自覚がないのだから、夕方からの出勤前にも出かけるって言ってるじゃん。
というわけで、AEON。
行ったら行ったでショッピングなんぞ何の興味もないのでつまらなさ満点なのだが、どういうわけだか言い出しっぺはいつも俺だ。
つまりは、言い出しっぺなのに早々に飽きる。
『もう帰るぞ』という俺に、『ラウンジに行ってみよう』とアイータが言う。
この“ラウンジ”とは、アホみたいにおカネを落としてくれる客の証として、ゴールドカードを持っている人だけが入れる特別空間らしい。
妻が知らない間にゴールドホルダー。
こんなところでまったりするくらいなら早く帰りたいと思ったのだが、入ってみたら静かな空間でコーヒーなんかも飲めて、落ち着いてしまいますね。
これでタバコが吸えりゃパーフェクトなんですが。
空間内には数人の中高年のおじさんたち。
あなたたちも、奥さんが知らない間に経済を回してくれちゃって、今、ここにいるのですね。
お気の毒さまです。
