一人ぼっちの夜

f:id:meihowa:20200427132642j:plain

夜勤がなくなったということは、毎日戸締まりとかがあるということであり。

 

これがなかなか面倒くさい。

それまでていたらくでやっていても、終業間際になって点検とか。

 

そして、戸締まりの瞬間はみんながそこにいて『はい、OK』とやって、『おつかれさまでしたー』となるのが定常だったけど、今のこの組織は全員定時ダッシュで、誰が帰ったとかもわからずに一人で鍵を掛ける。

 

別にいいけどさ、いられても困るし。

 

なので、俺は夕方上がりの時は誰よりも先に帰る。

自分が下っぱだった頃、そそくさと帰る上司を見て『このやろう』と思ったけど、立場が変わったら知ったこっちゃない。

 

だけど、誰もいない夜中に最後の一人になるということは、もしも車が動かなかったとしても一人だし、急病で倒れたとしても一人なわけだ。

 

別にいいけど。