NEVER SAY GOOD-BYE

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ウォーキングしてたらアパートの前の家に住んでた婆さんとばったり。

 

話しかけてみたら、弾まれた。

 

オリンピックで寝不足だとか、あのアパートは売り出されているが誰も買わないだとか、自身は若い頃にマラソンをやっていたとか、ウォーキングを何年も記録しているとか。

 

あいさつ程度で済ませたかったのに済まなくなる感じは、隣の部屋に住んでた爺さんと一緒。

これが若い女の人だったら、あいさつ程度で済ませるどころか、『はい?』と言われておしまいだろうに。

きっと、歳をとると誰かと話したくてしょうがないんだろう。

 

小梅のことを聞かれ、この春小学生になると伝えると、『あの赤ちゃんが?』と時の流の早さに驚いてた。

いや、人ン家の子供の成長は早いというけど、自分ン家も一緒だよ。

 

『それじゃ、また』という空気を出しても、『それじゃ、また』と言われるまで終わらない。

やっと、『それじゃ、また』となったけど、『それじゃ、また』はしばらくいらない。