さっそく今日から登校班。
朝7時10分出発ということで、チョー早い。
この間まで9時に車なり自転車なりで登園だったのに。
父ちゃん、幼稚園の3年間の頑張りだと、夜中に仕事から帰っても送るために起きて、それから解放されたと思ってたのに。
登校班のお兄ちゃんたち、ほかの一年生よりもハードルが高いよ、ゴメンね。
同じ班に女の子の一年生がいたけど、あんな入学式のあとだもの、おかあさん『はは…』と苦笑い。
途中までついて行ったけど、あちこちの路地から一年生の保護者が出てきて面白いというか、みんな不安だわね。
っていうか、アンタらの子は大丈夫だよ。
小梅の親やってみる?
入学式に来賓として出席していた電気屋のオヤジも酒屋のオバちゃんも、そりゃ小梅の名前を認識し、一夜にして有名人。
ジャパニーズドリーム。
小学校一の傾奇者。
小学校は別々になった幼稚園の同級生のおかあさんたちも『やっちゃったらしいね?』と、学校の枠を超えて轟かす。
下校時は途中まで迎えに来てくださいということなので待っていると、ヨソの保護者も何人かいて不安そうに遠くを見つめる中、ちょこちょことやってきましたね、一年生。
もう、いろんな感情がぐっちゃぐちゃ。