だから、会議なんてバカが自分側の都合だけを主張してるのを嘲笑うとか、管理職が寝てたり、ケータイをイジってたりするこの態度は管理職じゃなかったら怒られるだろうに、いい気なもんだとか、あらあら、この人はまた“テロン♪”って解答ボタンを押しちゃってるけど、筋違いも甚だしく、もっと言うと、みんなが遠回しに優しく修正を試みてあげてるのに暴走が止まらないとか。
そんなことを観察するためだけにあるわけですよ。
それをササっと隠語で書いてまわして共有したり、目だけで合図したり。
後々、『よー、今日のあのバカさぁ…』なんてトークのテーマになったりするわけで。
こういう時、シルゾーさんはだいたい『見てなかった』とか、『聞いてなかった』とか言うわけ。
じゃあ、会議に集中しているのかというと、やっぱりそうではなく、変な顔芸とかして遊んでるわけ。
そのくせ、『生まれ変わったらイジる側になりたい』とか、都合が良すぎるわ。
今日なんて鼻鉛筆だぜ。
何か、酋長みたいな感じで。
で、それがバレた時の顔で俺たちが笑っちゃって怒られるように仕向ける算段。