俺が七五三で着た着物を母親が引っ張り出し、小梅に着せてみる。
おぉ!立派なお兄ちゃんだ。
ということが、先日、家の中で繰り広げられ。
俺が着て、弟が着た着物。
それぞれの写真だって残っている。
そんな中、義妹が家にやって来たんだ。
先日の小梅の写真を見て、やはり、『おぉ!』なんてやってる。
今は義妹の旦那になった俺の弟も着たんだぜと、当時のアルバムを引っ張り出す。
そして、やっぱり『おぉ!』とか。
アイータが俺の写真が貼られている別のページを開く。
ここは『おぉ!』にはならない。
どちらかというと『うひゃひゃひゃ』だ。
ボクちゃん、チョー肥満児だからね。
まぁ、『うひゃひゃひゃ』でしょうよ。
アイータは『「自分のページも開けや」って顔をしてたから開いた』と言う。
わざわざ『うひゃひゃひゃ』になるのがわかっていて、それはないだろう。
だいたい、嫁に来るか来ないかぐらいの時に俺の幼少期の写真を見て『残念な子』と言い放ったのはその口だ。