おじさんとおじさん

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収穫祭とかいうイベントがあるというので、行く。

 

いくつかの店が出ていたが、その中に高校の柔道部の先輩。

少しばかり会話を交わした。

 

小梅はクジ引きがやりたいというので引かせると、妖怪メダルが当たる。

『おぉ、おめでとう!』などと言われて喜ぶが、付属の(?)ラムネの方に寄る。

 

まぁ、食うもの食ったら地元出身アーティストのLIVEとかはどうでもよくなったので早々に帰る。

 

ところで、柔道部の先輩は主将を務め、パワーも常人離れしていたのだが、この歳になってみると“おじさん”以外の何者でもない。

“怖そう”“優しそう”“強そう”“弱そう”等々、人に対していろいろと抱く印象は皆無で、ただただ“おじさん”。

 

そう感じたことをアイータに言うと、俺はその柔道部の先輩との違いは特にないほどの “おじさん”であり、ほかの印象は一切ないとのこと。

 

モテ期を諦めたつもりはさらさらないのに、こんな状態に。