ん゙ん゙~、その路肩で倒れているのは人間では?
昨夜、退勤途中に見つけてしまったんだ。
どうやらオッサンらしきその人はピクリとも動かない。
街灯も歩道もないような田舎の道で、放っておいたら轢かれそうだし、見つけてしまったものはしょうがないので、110番。
同じ方向へ走っていた同僚は、俺がやっちまったもんだと思い、停車。
血だらけかもしれないし、絡まれるかもしれないしで、おっかねぇから離れてるのに、警察はどんな状況かを近付いて報告しろとの指示。
話しかけたら起き上がった。
ただの酔っ払い。
何だかんだと話しているが、まったく意味不明。
警察を呼んだから待ってろと言ってる間も、ますます意味不明。
警察が到着して、いろいろと聞かれる。
こういうのって、通報した方もネホリーナハホリーナじゃん?
だから、俺のすぐ前を走っていたタクシーはスルーしたんだと思う。
こういうことをしたからって、俺の違反が帳消しになるわけでもないしさ。
オッサン、『見ず知らずの人なのにすいませんねぇ』などと言ってる。
なので、『本当に迷惑だよ、おっちゃん』と言ってあげる。
っていうか、酔っ払いは嫌いだと常々言ってるだろう。