いつかの少年

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俺さ、人間の“人生のポイント”は23歳だと思ってるんだよね。

 

長渕剛はやたらと“10代”を連呼するけど、実際、それに該当するのは20代前半。

尾崎豊だって、“10代の教祖”と呼ばれるけど、LIVE会場にいたのは“かつて10代だった20代”が圧倒的多数だったよ。

10代は社会を知らない分、ある意味で言いなりだけど、いろんなことが見えてきて自我や環境が完成されているのに、疑いや迷いの中でもがいているのが23歳。

 

だから、“突き動かされるあの時のまま”ってのは、やっぱり23歳なんだ。

 

その23歳の頃に、“あの頃の長渕剛”に出会えたってのは良かったよね。

あの時、定年を間近に控えてモノを生み出す能力の衰えた人のパフォーマンスを見てもアンテナに引っかからないと思うし。

逆に惰性の40代で“あの頃の長渕剛”を聴いても、俺の方が違うだろうし。

 

何が言いたいかというと、俺って長渕剛が好きだったんだ。