どういうわけだか、小梅に好意を抱いてくれている同級生の女の子はバレンタインにプレゼントを持って家に遊びに来ることになっているらしい。
ちゃんと、小梅のリクエスト通りのモノを持参するんだそうだ。
そして、またまたどういうわけだか、別の女の子からも好意を抱かれている小梅ちゃん。
その子が小梅に近付き、『チョコレート欲しい?』と聞いてきたそうな。
すると、家に遊びに来ることになっている女の子は『学校にチョコを持ってきちゃいけないんだよ!』と闘志を剥き出しにして蹴散らしたんだそうだ。
『私なんて土曜日に家に行くんだからね、フンっ!』というファーストレディの余裕か?
っていうか、女、怖ぇ。
そもそも、小梅はバレンタインにチョコを貰うということがどういうことなのか、あんまり理解していない様子。
“チョコ”という物欲だけしか出ていない。
まぁ、父ちゃんもどこでそんなにチョコレートの物流があるのか、よくわからないままこんな歳になってしまったのだけれど。