朝焼物語

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“判子を押すだけの簡単なお仕事です”な休出だというので、喜んで出ますよと。

まず、クズ共がいない空間というだけで健全だわ。

 

手当が付いて、『俺なんて土曜日も出勤だぜ』という大変さアピールも出来るので一石二鳥。

 

なのに、直前でその休出が消滅した。

 

というわけで、朝はゆっくり寝るつもりだったのに、日が昇る前から目が覚めてうるさい小梅ちゃん。

 

“日が昇る前”なら、日が昇る瞬間を見に行けばいいじゃないかということで、小梅を誘い、グースカピーなアイータを残して夜明けのドライブ。

小梅は見たことのない街の色に浮かれモード。

 

海まで行き、一緒に朝陽を見る。

 

そういえば、こういうことって“子供が出来たらしたかったこと”のひとつだなぁ。

 

すっかり夜が明けて家へ帰る。

 

“判子を押すだけの簡単なお仕事です”の休出はあきらめきれない。