春休みに入るなりと思っていたのだが、学校の先生の離任式があるとかで。
何でもかんでも登校しなきゃいけないというわけではないらしいけど、小梅にかかわった先生が複数いる中で知らんふりは出来まいと。
ウチの部署で送り出した2人の定年退職者を見る限り、数年前から『俺はもう辞めてく人間だからいいんだよ』とフェードアウトしていたが、学校の先生となると、最後の一年にこんな小梅みたいなのに当たっちゃって、お気の毒な感じなのに。
というわけで、午前中は離任式に出席して、そのあと、アイータと小梅は名古屋へ。
仕事の父ちゃんは見送ることも出来ないが、名古屋行きに浮かれている小梅はそんなことはどうでもいいらしく、勇んで帰って行きましたとさ。
そういえば、県の教職員の移動が新聞に入っていた。
さすがに、俺の世代を受け持った先生たちはもう役職が付いてたりする。
そんな中に見覚えのある顔と名前。
高校の部活の顧問が校長になってた。
俺はこの人よりおっかなくて、めちゃくちゃな人を知らない。
あんなに自由に振る舞っておいて、ちゃっかり校長になるとか、なぁ。