東北記Ⅰ

f:id:meihowa:20200425220942j:plain

せっかくの連休なのでどこかに行こうとずいぶん前から考えていたんだ。

そして、“どこか”は東日本大震災の被災地しか思いつかない。

千年に一度と言われている地震を経験した者として、やっぱり自分の目で見ておきたい。

 

もともと、地震は関係なしに高校生の頃に合宿で行った気仙沼をいつか再訪したいと思っていたんだ。

そこも大きな被害があったようで、もうあの時とは違った風景なんだろうけど。

 

というわけで、車に布団を積み込み、常磐道を北へ走らせる。

やはり災害派遣の車両が多い。

片側一車線の高速道路はいつもイライラするが、今回ばかりはこれだけの人が復興にあたってることを思うと気にならない。

 

富岡、双葉、浪江などといったTVでよく聞く地域に差し掛かる。

道路横に放射線量の表示があるが、ヨソのそれとは桁が違う。

尋常じゃないことが起きていることを実感しながら、さらに北へ。

 

あの当時、まだ上野発だった東北新幹線に初めて乗り、合宿への不安と恐怖を抱えながら降りた一関でインターを降りる。

 

今日は道の駅で車中泊