あー、小梅ちゃんガッカリの運動会開催。
うん、運動会が楽しみでしょうがないという奴の気が知れないよな。
父ちゃんも昔から大嫌いだ。
この運動会、転園してしまってその姿をすっかり見なくなってた小梅の幼稚園のプリチー先生が現れたんだ。
会釈してきて、『はて?俺、こんな可愛い知り合いはいませんが?』と思ったら先生だった。
そのあと自分の席に戻り、遠くを見てたらアイータがプリチー先生と小梅を一緒に写真に収めてるのを目撃。
俺が知らないと思って、デジカメの液晶を得意気に見せようとするアイータに『いいから早く見せろ』としか言いようがないよね。
『あれ?知ってた?』と言ってたけど、そりゃ知ってるだろう。
小梅の担任だった先生もいたって。
『それは知らんかった』と言うと、『一緒にいたじゃん』と。
そういえば、プリチー先生、二人でいたような気がする。
もう一度会いに行ったら、本当にいた。
プリチー先生に気を取られて気付かなかったと言っておいた。
っていうか、小梅の運動会の内容には一切触れてねぇな、これ。