夏休み中にやりたいことをやりきれなかったぐらい、いろんなことをした小梅ちゃん。
だからといって、ずいぶん成長して新学期を迎えたわけではない様子。
むしろ、夏休み中に文句と不満をダダ漏らすという技術を身に付けて、いちいちややこしい。
そんなこんなで、二学期の始業式。
学校、ありがとう。
小梅は昨夜から行きたくないと言っているが、悪ふざけのステージとしての学校には行きたくてたまらないものの、朝の起床だの、登校だのが嫌らしい。
何から何まで父親譲り。
ところで、小梅にとっていちばんの夏の思い出は“SLに乗ったこと”らしい。
アイータは名古屋で小梅のやりたいことにずいぶん付き合ったようだが、父ちゃんの勝利みたいで嬉しいじゃないか。
行きたいと思ってたけど遠くて行けずにいた古代蓮の里がSLの乗車駅である熊谷までの道中にあったので寄ったんだよ。
歩きたがらない小梅を半ば強引に散歩させ、遊具があったからと機嫌が良くなった矢先に滑り台が雨で濡れていたためにズボンもパンツもグチャグチャになって、チョー不機嫌になったことにこっちもイラついて、さっさと着替えさせたけどサンダルは置き忘れ。
SLに乗ったあとにふたたび寄ったら、誰かが並べて置いてくれてた奇跡の一枚。