子供会でバスを貸し切り、ディズニーシーに行く。
だいたいの家庭は母親が付いて行くのだが、ウチは二人がかり。
『俺、行く必要あんの?』という疑問を抱きつつも、レスラーの巡業みたいな感じでバスの椅子を使える。
ディズニーシーは10年前に一度行ったっきりで、よくわからん。
あの時は“彼女”だったアイータと家族になっていて、ワケのわからない小梅がいて、何だ、これ。
よくわからないけど、テレビでよく見るファストパスを取りに右往左往するパパさんと同じ動きをした甲斐あって、あれやらこれやら待たずに乗れたわ。
小梅ちゃん、タワー・オブ・テラーが相当効いたらしく、終わったあとは絵に描いたような放心状態。
別のアトラクションでもおねえさんに『このエレベーターは落ちますか?』と聞くほど、強烈に植え付けられたようだ。
ディズニーシーは楽しかったからまた行きたいけど、タワー・オブ・テラーは二度と乗らないって。
うん、『俺、行く必要あんの?』だったけど、楽しかったですね。
小梅もやがては自立してしまうことを考えると、こうして出かけられてるのはしあわせですわ。
一方、小梅は帰りのバスで寝てしまったところを起こされて不機嫌だったこともあり、タワー・オブ・テラーとセンター・オブ・ジ・アースに乗せられたことの恨み節を寝る直前まで漏らす。