年末なので来年の手帳が配られてきました。
帰るという駆け引きをしに来たシルゾーがちょうど俺のデスクのところに立っていたので、パソコンの画面に文字を打って伝える。
『2015年の手帳』
『うん』
『白紙です』
『えー!?』
『えー!?』じゃねぇよ。
みんないつも持ち歩いてるけど、何を書いてるんだ?
『スケジュールとかじゃない?』
『スマホがあるだろう』
『そうだよね』
この手帳、下っ端だった頃は持ってる人がちょっと羨ましかったけど、持ったら持ったで使いようがないんだぜ。