小梅の授業参観。
どういうわけだか、よく知らないガキまで俺のまわりに集まり、廊下をハイタッチしながら掻き分けて歩き、小梅の教室に到着。
小梅、浮かれてますね。
ちょっと心配してたけど、その浮かれっぷりにまわりの子も同調してるようなので、ヨシとする。
っていうか、隣にいた親がうっせー。
ずっと『ガハハ』な感じで喋ってるけど、もう、脳の構造がわかんねぇよ。
ただただ迷惑なのに、この親の子にしてみたら“大好きなおかあさん”なんだよな。
何だかね。
さて、ワケあってアイータは遅れて到着。
自転車で来たけど、このあと懇談会に出席するというので、何が入ってるんだか知らないけど、重いバッグを車で持ち帰ってほしいと渡される。
『持ち帰るなら終わってからでいいのに、どうして来るなり渡すんだ?』という疑問は生じたけど、それは受け入れる。
そして、アイータは懇談会に、俺は小梅を連れて下校。
ほどなくして、アイータから電話。
さっきのバッグに自転車の鍵が入っていて帰れないと言う。
何だと思う?