いつだったか、小梅が『内緒の話をしよう』と、顔を近づけてきたので、耳を貸したんだ。
そしたら、『おかあさんは女だね』って。
『何で?』
『頭が空っぽ』
『いやぁ、それは怒られるぞ』とも思うし、『早い段階で気づいて良かったな』とも思う。
いや、失敬。
で、話はまったく関係ないよ。
まったく関係ないけど、昨日だと思って待機してたのに開催日が違った忘年会は本当に今日らしい。
良かったね、無事に開催されて。
いや、だから、小梅が俺の耳元で囁いた言葉は関係ないってば。