アイータの友人から何だかすげー肉が贈られてきた。
思えば、こういう“すげー肉”は食ったことがないような、あっても忘れたような。
とにかく記憶にないので、ここは慎重に、慎重に。
まぁ、すきやきだよね。
“わりした”とかしくじりたくないので、買ってきた。
卵も、いつもの特売日のヤツじゃなくて、いいヤツを買ってきた。
小梅が『今日の夜ごはんはなーに?』と聞いてくる。
おーい、今日はすきやきだぞぉ。
『え~…』とガッカリする小梅。
『すーきやきー!すーきやきー!』と加藤家家訓みたいに乗せようとしても乗らない。
大人にしてみりゃ、ガッカリ要素はないけど、“すげー肉”とかいう概念は子供にはないんでしょうな。
ただの肉煮込みみたいなイメージで。
とにかく、いただいた。
“すげー肉”は実際凄かった。
“すげー肉”を2~3枚食うよりは、そうでもない肉を大量にいきたいと思って生きてきたけど、違った。
“すげー肉”は2~3枚で満足するように出来てた。