復讐

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暖冬とはいえ、朝はだいぶ寒くなってきたので、なかなか起きない小梅ちゃん。

確かに可哀相な時間に起きなきゃいけないけど、それはそれだから。

 

それにしても起きたくない宣言を堂々と発するので、部屋の照明をつけた。

まぶしいと怒る。

 

怒ったって、時間は時間だわ。

 

どうにか起きたけど、朝食中もまだ怒ってる。

 

『復讐でおとうさんの弁当に嫌いな魚を入れてやる!』と言い、そこにあったしらす干しを白米の上に山盛りに。

 

このやろう、それは復讐として充分に成立する嫌がらせじゃんかよ。

しらす干しは特に凝縮された味じゃんか。

 

時間のロスが特に嫌いな父ちゃんはただ小梅が起きるように仕向けただけなのに、そこから一匹々々丁寧に取り除いて出社。