海苔の話

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里帰りして、からしレンコンやらお菓子やらを土産に持ってきた掃除のおばちゃん。

 

どういうわけだか、“俺にだけ”海苔をくれるという。

だから、昔からおばちゃんと子供にはモテると言ってるだろう。

問題は、どうして20代の女性は違うのかということだ。

 

何でも、『いろいろと頼み易くなるから』だそうで、考えてみりゃ、ほかの誰よりも休憩室で会う確率が高いからか。

 

“海苔”と言われただけだったから、佃煮かと思ったら、四角くて薄い、あの海苔。

 

シルゾーにおばちゃんからもらったものだと、見せたんだ。

そしたら、『財布?』って。

 

本当に話が少しも先に進まない。

 

海苔とわかってからも、『おばちゃん、どこか行ったの?』って。

 

博多のお菓子とか、からしレンコンを食わせようとしたらよりによって箸じゃないとか、いろいろあったのに繋がらない。

 

しまいには、その包装方法にケチをつけ、それを掃除のおばちゃんの前で言いやがったせいで、受け取った俺の見解みたいにしやがって、おばちゃん、今日は挨拶しても目を見てくれなかったよ。

 

話が進まない上に、人を怪我させるとか、何なん?

と思うけど、それを25年ぐらい食らってる。