朝、なかなか起きない小梅ちゃん。
うん、大人だって起きたくない時間だ。
気持ちはわかる。
だけど、社会で生きるというのは、受け入れたくないものを受け入れるということだからね。
可哀想だけど、起きろ。
父ちゃんは深夜に帰宅する勤務なので、小梅が起きる時間はまだ布団の中。
小梅は『おとうさんはズルい』と言う。
そんなことを言ったって、生活リズムが違うのでしょうがないし、目は覚ましてるだろう。
そもそも、朝のドンパチがより一層ドンパチな我が家で目を覚まさないなんて不可能だ。
小梅は幼稚園の頃から、“会社でもりもり弁当を食べる”がおとうさんの仕事だと思ってる。
そのたびに『そんな仕事はない』と言うのだが、父ちゃん、実際そんな感じだわ。
自分でもよくわかんねぇね。
まぁ、ズルいっちゃあ、ズルい。