一年前、一人で大川小学校を訪れた時、俺はこんなに泣くことがあるのかというくらい号泣した。
同時に、ここは自分だけが受け止めればいいと思った。
今回、長渕剛のLIVEで仙台に行き、ここまで来たのならもう一度行ってみたいという気になった。
いつだったか、小梅の小学校の授業参観で先生が東日本大震災について触れ、被災後の大川小学校の写真を児童に見せたことがあって。
事実を受け止めて何かを感じるというのも確かに教育であり、ならば、今回は小梅を連れて行こうと。
ここはやっぱり、あの日のまま時間が止まっているし、ここで日常を送っていた顔も知らない児童たちの姿が浮かび重なってつらい。
ただ、間違いなくあの時は誰も犠牲になるつもりはなく、最良の選択をしたはずなんだ。
ここで後出しジャンケンをしちゃダメなんだ。
小梅にここの学校のみんなの分も頑張ると約束をさせた。