“猛牛”天山広吉。
過去3度のG1優勝実績のある彼は、1971年生まれだが、早生まれで俺と学年が一緒。
『二連覇凄ぇ!』と、どういうわけだかシルゾーさん一家と観戦したのもずいぶん昔のことになるらしい。
今年のG1 CLIMAXにはノミネートされず、最後のG1と思っていたのにと憤慨したら出場権を譲ってもらって、トップ争いに加わるのかと思いきや、そうではなく。
俺も『もうそんな歳なんですよ』と言われているようで、何だか。
G1出場の夢も叶わないということだよ。
あとはこんなへんてこりんな村で悪ふざけと悪口のコラボで定年までの時間を惰性で過ごす。
それはそれでいいのに、定年はずっと先というワケのわからなさ。