コイツ、“言いがかり”だけで生きてると思ってたけど、どうやら違うみたい。
“ナナメ上”から来てるわけじゃないんだ。
“ナナメ下”からなんだ。
書類を修正しろと言われた。
この内容の何がわからないのか、まったくの謎。
言いがかるにしても、もうちょっとマシに来れないのか？
まず、何を言っているのかわからない。
数人の脳ミソを持ち寄って考えてもわからない。
ふと思ったんだ。
『おい、脳ミソの程度をアイツに合わせろ』と。
『あ、そういうことか！』
な。
みんな“指摘”と捉えて構えちゃうけど、実際は理解出来ないから、１から12まで書かないとわからないんだよ。
それなら、今までの言いがかりも全部しっくりくる。
『今、俺と話しているのはただのバカ』と思えばいいだけだったんだ。
というわけで、修正して持っていったら、それもダメだった。
は？
聞いたら、もっと下だった。
想像しているよりもバカだと思っていいらしい。
