この村の何がキツいかって、村長のバカさを見抜けずに、むしろ崇拝している奴がいることなんだ。
バカは利口な人をわからないとは思うけど、何もバカに同調する必要もない。
だけど、“程度”というところで繋がってしまうんだろうな。
『あの人は凄いです』
『あの人は頭いいです』
ばーか。
コイツらを見てると、細木数子を思い出すわけ。
あの人、意外なことは何ひとつ言ってなく、知識で説いてただけなのに、もともとも設定が低い人たちが目から鱗を落としちゃってたろ?
いつも思ってたよね。
『視聴者がバカで良かったね』と。
テレビの中はそれでいいんだ。
自分がその中に入っちゃったら、もう迷宮のアンドローラ。