第78回 菊花賞

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小梅もボクもアイータの長い買い物の待ち時間に耐えきれないので、二人でカラオケに行く。

小梅は名古屋のヘンな唄にハマっているらしく、繰り返し歌う。

勘弁してください。

 

俺は8月に亡くなった彼の惚れ惚れする歌声を思い出し、一度だけ聴いたことのある“大空と大地の中で”を歌ってみたりする。

追悼。

 

結局、悪ふざけばっかりしていたのに、もう二度と悪ふざけが出来なくなったという現実を再認識する。

 

そして、『悪ふざけといえば、仕事中にいつもテンパっちゃうスネ夫を見ながら“しょげないでよBaby”を歌っていたなぁ』というのを思い出したので、それも歌ってみる。

 

この唄の歌詞、小さい子供を残して死んだ彼と家族のことを考えると結構効くわ。

『何でこうなった?』ばっかりが頭を巡る。

 

一方、小梅はこれでもかと名古屋のヘンな唄をまた歌う。