『おたくのお子さん、絶対に出来ないと思うので、付いてきやがれ』と学校から言われて、筑波山まで行くことに。
駐車場で物陰に隠れて様子を見る。
登山開始直後に俺たちの登り始め、早々に出遅れてる小梅を発見。
そして、すぐに児童たちに見つかる。
小梅は『どうしてここにいるの?』と聞いてきたけど、『コストコに行こうとして間違えた』と言っておいた。
引率の先生はもう一人の出遅れた子に付きっきりで、やる気を引き出してるのかと思えば、口が悪い。
昭和時代の先生みたいだ。
小梅は親が現れたのであとは知らんみたいな感じで放っておかれる。
っていうか、先月は楽々登れた気がしたけど、今回は序盤でやられて吐き気すらもよおす。
そのうち慣れて来たけど、ヤバかった。
アイータはもう引率とか関係ないレベルで『私のことはいいから先に行って…』とチョモランマでも目指してるかのように。
どうにか大きく離されずに登頂。
『ウチの子だって普通に出来るわ』と言っていたけど、確かに“普通に”ではなかった。
頂上で先生に任せ、自分らは来た道を引き返す。
これがいちばん効いた。