明けました。
名古屋へ来てからというもの、あんまりテレビを視ていないので正月の感覚はないです。
小梅は“笑ってはいけない”を最後まで視て、『イーヒヒヒ、イーヒヒヒ』と隣の部屋から聞こえてきてたけど、俺は紅白も視ていないし、よくわからん。
ただ、日付が変わるまでずっと8月に病気で亡くなった彼とのLINEのやりとりを見返してた。
去年の正月は体調を崩して入院してたと聞いたけど、そんな大病だなんて思いもせずにやりとりしていたんだ。
正月が過ぎたらまた会社で悪ふざけをするぜぐらいにしか思っていなかったし。
そんな夜を過ごしたので、一晩中、彼の夢を見てた。
そんな感じで浅く眠っていたからか、目覚まし時計をセットしたわけでもないのに、ちょうど日の出の時刻に起きた。
アイータを起こしに行くと、日の出の時刻に目覚ましをセットしたのにまた寝てしまった状態だったそうだ。
この人は平常運転。
というわけで、寒さに凍えながら夫婦で朝陽が昇るのを見る。
死んだ彼はもういないけど、俺たちには2018年がやってきたらしい。