さようならの唄

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その別れは突然やってきた。

 

もともと野良犬が生息していた近所の人が我が家に連れてきた犬を飼いたいと言い出したのだ。

ずいぶん前から好印象を持っていたらしいが、ならば、収まる前に言えやとも思う。

 

そんな中、我が家では家族会議を開くまでもなく、決定事項として譲渡を通達された。

 

我が家でも、もともとはその犬を助けたいということだったが、いつものように話がこんがらがって、そうでない犬もプラスされて二匹飼うということになったんだけど、そうでない犬が残るって、どういうことよ?

 

もともと助けたいと言っていた雄犬は飼ってみたらチョー暴れん坊で参ったからという理由だけだろ?

 

だけど、決定事項だし、譲渡先は歩いて行ける距離ということで、手放したくないと言っていた小梅もあっさり承諾。

歩いて連れて行き、お別れ。

ぶっちゃけ、雄犬のヴィジュアルの方が可愛いので切なくなるけど、小梅は『バイバーイ!』とあっさり。

 

で、その雄犬のために俺が労力を費やした犬小屋はどうなるのかね?