部内で回覧している雑誌や書類にマダガスカル(トップオブバカ)がアンダーラインを引いている。
『はい、ここ大事でーす』のつもりのようだが、だいたいは壮大なブーメランで、『それが出来てないのはオマエだよ、バカ』になる。
あと、国語のテストの“作者の言いたいことは何か?”がわからないから、文章を書いた人の思惑はねじ曲げるられて、自分が都合良く解釈しているのがわかっちゃう部分とかにも引いてある。
つまり、バカな上にふてぇんだ。
俺はいつも『オマエだよ、バカ』を込めて、アンダーラインをお足ししてあげてる。
そんな中、付箋の貼ってある雑誌を見つけた。
『バカはバカに気付かない』と書かれたページに大きな付箋。
これ、俺じゃないです。
つまり、俺以外にも同じことをしている奴がいるようです。
だいたいの目星はつくけど、その中の何人かはバカなんだよね。
“バカはバカに気付かない”とバカが強調しているとしたら、もう、ね。
でも、有り得るんだよね、ここ。