小梅の宿題待ちで午前中は潰れる、いつもの日曜日。
朝から晩まで遊び歩いてるガキは『いつ宿題をやってるのだろう？』と思えば、リスクとか関係なしに『そんなのやらねー』だから、敵わない。
午後から出かけるにしても、もう遠くへは行けない。
『「遠くへ行こう！」といつも言うのだから、チャッチャと宿題を終わらせろや』と言うのも、いつもの日曜日。
そんな中、アイータが『物産店でマグロの解体ショーの日じゃない？』と言い出す。
行く。
マグロが好きな小梅ちゃん、ワクワクするのかと思えば、包丁が入るにつけ、『グロテスクでイヤだ』と目を背ける。
『そのうち「美味しそう！」に変わるから』と言って留まれば、ほら、『美味しそう！』に変わった。
ここは解体したマグロをギャラリーに無料配布してくれるのだ。
大満足の小梅。
数人しかもらえない切れ端ももらう。
夜はマグロの手巻き寿司。
何度も言うが、俺は魚介類が嫌いだ。
(マグロは食えるからヨシとする)
