車を走らせていると、道端に白髪の老婆が倒れていて、車が一台停まってた。
チラっと見えた後ろ姿がウチの婆さんそっくりだったこともあり、車を停める。
停まっていた車はたまたま通りかかったそうで、救急車は呼んだという。
そして、ウチの婆さんじゃなかったし、意識はあったけど、顔中血だらけ。
車が着たから歩道の縁石に乗ろうとして足を滑らせ、顔から倒れたのだという。
ほかの車は何台も通ったのに誰も停まってくれなかったそうだ。
ほどなくして救急車が到着したが、老婆が道端に倒れていても誰も助けようとしない世の中なんだなぁ。
自分もやがて縁石ごときに足を取られて転ぶようになるんだぜ?