今春、小梅が入学する中学校の入学説明会だった。
幼稚園の年長組が今でもあきらめられないのに、小梅が中学生になるのは現実らしい。
スケジュールの都合上、俺とアイータが入れ替わりで出席したのだが、おかげでまたしても二人がかりっていうイメージを持たれてるんでしょうな。
小梅は父ちゃんも通った中学校に入るわけで。
会場だった体育館はそりゃ、ぶっ飛ばされたり、ぶっ飛ばされたりの記憶が強く。
小梅も今からあの面倒くさい中学生活を送るのかと思うと、大人ってつくづく楽だなと。
あ、役員決めは会社も学校もPTAも一緒ですね。
『集まって』って言われた時に前に出て行くのと、下がって様子を伺うのと。
授業中に騒いでいたからよく指されたけど、『俺が騒いでいるから答えられないと思って指してるんだろうけど、俺は答えられる。おとなしいフリして黙って下を向いてるふてえ連中は答えられないから指してみろ。』と先生に言ったのは中学生の時だったわ。
今も変わらねぇな。
話が逸れた。
とにかく、小梅はこれからとっても面倒くさい中学生をやらなきゃいけないってこと。