月曜日に切開手術を受けてから、症状はよくならない。
むしろ痛みは増していて、まったく歩けないこともある。
そんな痛みを抱えながら病院へ行ったら、皮膚の中を洗浄すると言われ、それがこの世のものとは思えない痛み。
自分からは見えないので何がおこなわれているのかわからないが、プスってなって、チューってなって、ギューってなって、グリっとなって、バシャっとなって、もうただただ痛い。
俺がジャングルを進軍する日本兵だったら、『私のことは構わず行ってください』と離脱するだろうし、濡れ衣を着せられて拷問を受けたらやってもいない罪状を認めてしまうと思う。
もっと言えば、マダガスカルにグリグリされて『俺の悪口を言ったろ？』と言われたら、『その浅さを凄いバカにしながら、いくつも実例を出して、モノマネしながら、いなくなった今も変わらず、ついでにチルドレンもろともチョー悪く言いました』と言ってしまうほどだ。
“ただデキモノが出来ただけ”が、こんなになってしまうとはまったくの予想外。
治療中、気絶しなかったのが不思議なくらい。
