満身創痍

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昨日、小梅の友達が遊びに来るというので部屋を片付けていたんだ。
そしたら、ピキンって。

忘れた頃に突然やってくるギックリ。

脚が治って歩けるようになったというのに、ふたたび歩けなくなった。

正常な時の歩き方って、そうじゃない時はマジでわかんねぇよな。
痛いなりに普通にしてみようとチャレンジしても、どうしても老人みたいな歩き方にしかならない。

そんな状態なのに、アイータは『ギックリ腰じゃないんじゃない?』と言う。
『ギックリ腰だったら歩けないよ?』と。

アバラを強打したのに骨折していなかった過去から、どうも俺の言うことは大げさと捉えている節がある。

ギックリ腰を何回もやっている経験から、やった瞬間に持ち直そうとすると症状が重くなることを知っている俺はその場は身をまかせて最低限のダメージに抑えた結果、このぐらいで済んでいるんだ。
何より歩けていないじゃないか。

いずれにしても、どうやら俺は身体が弱い。
確実に老体。