ファミリーヒストリー

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父方の爺さんの命日。

先月、母方の婆さんが亡くなったことで、俺にはおじいさんとおばあさんがいなくなった。

爺さんが死んだのは俺が小学二年の時。
孫の中ではいちばん可愛がってくれて、いろんなところに連れて行ってもらったし、頻繁に泊まりに行ってた。

だけど、記憶とは曖昧なもので、顔を思い出せないんだ。
家には写真もないし。
何年か前に本家に行った時に遺影を見て、『こんな顔だったっけ?』と思ったくらい。

思えば、俺は父方も母方も二代前までしか知らない。
その兄弟たちも名前を聞くぐらいで、よくわからない。

その知らない人たちが紡いできたその時々の“今”を経て、“今”があるのだと改めて。

知らないけれど、墓石に刻まれた名前を見ていろんなことを思うファミリーヒストリー