雨上がりの夜空に

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先日、帰ったはずのシルゾーが戻ってきた。
そして、普段から特別バカたちに囲まれてエピソードは連日あるはずなのに、いつも『何もない』と言うくせに、自分から話しかけてきた。

『車のバッテリー繋がせて』

バッテリーが上がったっぽい。
とりあえず、『俺が「イヤです」と言えば面白いだろ?』と言っておいた。

そういえば、冬でも車で心地よく寝るための電気毛布ぐらいにしか使っていないポータブル電源は車のバッテリー上がりにも対応と書いてあった気がするので、試してみる。

あー、エンジン掛からないね。
しばはくチャージしなきゃダメなのかもね。

それが判明したのでバッテリー上がってくれてありがとう。

あと俺の車、バッテリーが2つあって、単体のプラスとマイナスに絶対繋げない構造になっているんだけど、あっちのバッテリーとこっちのバッテリーをそれぞれ繋いだらエンジンが掛かかった。

それも判明したのでバッテリー上がってくれてありがとう。

願わくば、俺の先代の車のように再起不能が望ましかった。