瞳をとじて

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小梅を寝かしつける。

 

もうすぐ眠りに落ちる頃、父ちゃんの目を見て小梅が呟いた。

 

『ぼく、だめだ…』

 

んぁ?

何がダメ?

『何も悪いことをしていないのに、ボクの病気は治らないんだね…』みたいな顔と台詞だぞ、おい。

 

続けて、『たべたいのに…』。

 

???

 

『なかないで…』

 

???

 

『けちゃっぷさん…』

 

???

 

『まっててね…』

 

何???

 

これが今日、小梅の最後の言葉。

言い終えたあと、目を閉じた。

 

ウチの子、大丈夫…ですよね???